ちょっとずっと書きたくなかったことを、
これから少しずつ書いていこうと思います。
その方が、同じく闘病している人に勇気と希望を与えるかもしれないと思ったからです。

では遡って。

◯転職失敗と震災のストレス
2009年、私は社会人の大学院に入学します。
しかし、正規の2年では卒業できず、3年後の2012年に卒業します。

それまでは、不動産ビジネスをサポートするITベンチャー企業に務めており、
朝から晩まで忙しく会社勤めしておりました。
ただ、リーマンショックのあった2008年をめどに事業は縮小。

私が受け持って行った顧客である新興不動産ディベが衰退するにしたがって、
ワンフロア300人近くいた派遣社員・契約社員が続々と解雇され、
80人前後まで部署の規模は縮小されました。

私はその中でもなんとか首を着られずに残っていましたが、
業務委託契約ということもあり、仕事量が少なくなると、
派遣社員や契約社員と違って保険・年金などもないため、
オフィスに残っていても将来の不安が人一倍募りました。

そんななか、大学院の社会人入試の話を聞きます。
大学院修士課程は、なんと申請すればほぼすべての学生が、
育英会から9万円近い奨学金が給付されます。

借金とはいえ、ほとんど無利子に近い状態で生活費を借りられるのはありがたい。
それに、大学を働いて以来ずっと
不動産ディベからITベンチャーに転職するまで休みなしで働いてきたため、
一度休みたいという思いがありました。

ところが、在学中に東日本大震災が発生。
そのまま経済はリーマンショックからさらに冷え込み、
2012年に大学院を終了した後、転職活動が難航します。

気がつけば、エントリーシート2000社くらいに出し、40以上の面接を受け、
一年以上が経とうとしていました。年齢も40近くになっていたため、
そうとうなプレッシャーを受け、貯金も削りきり、
夜になると自殺がちらつきます。
この頃、私は夜になると安いウィスキーとチョコレートをつまむようになっていました。

そして、ある時、目に蚊のようなものが飛んでいることに気がつきます。
最初はネットで検索して飛蚊症という生理現象に近い、症状だと書いてあるのを見つけ
気にしなくていいものだと放置します。

しかし、それから二ヶ月くらいで、
尿に泡が大量に発生するようになり、
しまいには血尿が連続で出るようになりました。

ある朝、私は左半身が麻痺した感じなり、
一時的な昏睡状態に陥ります。

そして病院で目覚めました。

その後、精密検査を経て、
糖尿病と初期の腎臓癌と診断されます。


ただ、私は医者だった父を癌で亡くしており、
その父の遺言、医者に癌は治せない、自分ですべての療法を試してから、
死ぬか、それから医者にかかる方がいい、というのを思い出します。

当時、私は福島の爆発で飛散する放射能に恐れ、
放射能に関する本を大量に読んでいました。
そのなかで、当時絶対信じない、と思いつつ、
「ホルミシス療法」というものが存在していることに興味を持ち、
何冊かアマゾンで本を買っておいて、読まずに置いていました。
その本が、


の二つでした。

病院から帰った後、
精神的に錯乱しながら、この2冊の本を必死に読み、
その後、アマゾンで入浴用の放射線の石を買い集めました。
当時はまだよくわかっていなかったので、この時買った商品は今では絶対買いません。

なぜなら数値が低く、効果が薄いのです。

しかしながら、それでも病気の悪化は少しずつ収まり始めました。


<(2)へ続く>