ひとり不動産・健康学会(書評ブログ)

不動産書籍と健康書籍の書評を書きます。

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こちら、幻冬舎メディアコンサルティングからの出版ですので、
おそらく、典型的な自費出版かと思われます。
アマゾンのレビューも実に怪しく、
五つ星をつけているのは、ほとんどが名無しレビューアー。
やばい匂いがプンプンします。

ただ、この本を書かれている新川さんなどを要する
新宿四谷で事業を展開されている「富士企画」は、
ほぼ無料で新人不動産投資家を育て、彼らからの仲介料で事業を行っている会社。
私の周りでも、何人かここで学んだ投資家がおり、
特に女性投資家を育てることで知られています。

まあ、ほぼ無料である限り、
自費出版で権威性を得てそれを使うのは、
いいかなあ、と思います(ただ、この後凶暴化することも無いことはない)。

要点箇条書き
◯地方大都市、都内で常識となっているワナを数多く解説
◯不動産の手法に関しては普通のことしか書いてない
◯内容が普通なので、他の本でズレた軸を本書で調整できる

例えば、他の本では宅建業の免許番号が(1)など若いと怪しいとよく書かれ、
だから免許番号が若い業者とは組まないようにする!などと結ばれています。

実は本書を読むと、事業における「エリア替え」「市→県などの拡大」
などをすると、ずっと続いていた(9)なども(1)にリセットされるとのこと。

つまり、私もこの記述をまことしやかに書いている本を多く見るのですが、
そういうベーシックな事項の嘘を見抜いて書いてあります。

また売却時の「囲い込み」、買い付けが入っても無視したり、
この物件は交渉中です。と、他の買い付けをはねのけて、
物件をわざと塩漬けさせ、売主を不安にさせて価格を下げる行為ですが、
これらに関しては、むしろ大手不動産会社の方が多い、と書かれています。

実際、本書が出てから巷のニュースでもこの記述が見られるようになりました。
おそらく経験豊富な業者が語ったからこそ世に出たニュース。
そういう情報が、本書にはたくさん書かれています。



ただ、一方不動産のリフォーム、売却に関しては、
実に一般的なことしか書いていません。
そしてそれは間違いではない。

そう、つまりは、この本は他の本にある
「奇抜で効果ありそうなスキーム」
を、一切書かず、不動産投資が「再現性の高い」緩い業界だということを
切実に書いており、あとは「人間性」で勝負できる。
嘘つきになって、嘘合戦にならなければ、
またはそういう環境を作らなければ、なんとかなる、
ということが書かれています。

全体的に、読む人によっては拍子抜けするかもしれませんが、
今まで読んだ知識、実践知識を改めて見直すものだと
考えて読むと、なかなかいい本だと言えるかもしれません。
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要点箇条書き
◯男性と女性の不動産業賃貸業の環境は大きく異なる
◯女性の初心者は、女性不動産投資家の本を読むべき
◯一棟目を買うまでの必要な知識は全て網羅
◯関東近郊(東京・神奈川)が対象
◯20代前半での不動産賃貸経験が書かれている


はじめて女性不動産投資家の本を読んだわけですが、
私自身色々考えさせられました。

第一に、やはり不動産投資の世界は男社会だということ。
銀行の融資の面でも、物件探しの面でもハンデが多いということを痛感させられます。

男性と女性の平均年収は約150万円くらい異なり、
また、体力的な面でも人脈的な面でも女性の不動産業者との付き合いは、
ハードルがあります。

それらを乗り越えるには「柔らかくスタート」するしかない。
これが、この著者の結論だと言えます。

つまりは、多少利回りが低くても、
銀行融資の条件が厳しくても、スタートを切るべき。
そういう思考に至るまでの苦労が書かれています。

男性によって書かれた本は、どちらかといえば、
実績自慢に走ることが多く、このような女性の精神性に寄り添う記述は、
残念ながらどんな初心者向けの書籍にも書かれておりません。

やはり、女性は参入障壁を超えるために、
女性の不動産投資家の本を読んでおくべきだなと感じました。
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