◯今回はプロ寄り
◯キャラクターの過去にスポット


取り扱われる項目
◯借地権(大型案件 前号から続き)
◯ホームインスペクション(築浅物件)
◯地面師(積水ハウス事件と類似)
◯リバースモーゲージ
◯フルコミッション(不動産営業の給与形態)


第3巻の高揚冷めやらぬ中で、
引き続き、借地権からのスタート。
ただ、借地権の案件はいかにもオーソドックスな権利の集約に
終始し、あまり面白みがないといえばない。

だが、本巻は注目は「地面師」だ。

通常、不動産業界で働いていても、
この「地面師」に会うことはない。

なぜなら、地面師の登場にはいくつか条件があるからだ。

◯利便性の良い広大な土地
◯それを買いたいと思っている資金的余裕のある企業
◯表面化していない売却がしづらい背景

金額自体が非常に大きいことが、
積水ハウス事件の55億円という金額でもわかる。
全容も掴みづらいし、そもそも
事件にキャッチーな見出しをつけることができない。

要は、大型の「手付金詐欺」に近く、
販売契約を結んでトンヅラするというものだが、
今まで人々が興味を持った
「そこに至るストーリー」を、
初めて記した漫画となったであろう。

物語の制度は低いものの、
不動産に関わる職種や一般人に
その全容がわかるように提示できたのは大きい。

そして、フルコミッション。
業界の人間はこのテーマをどう扱うか、
非常に気になっているのではないか。

この「正直不動産」は、2巻も3巻も4巻も
「業界人が知りたいネタ」を
半分だけ載せて、次号に引伸ばす傾向がある。

全体的にネタが尽きてきそうな感じだが、
まだもう少し、追ってみたいと思う。