ひとり不動産・健康学会(書評ブログ)

不動産書籍と健康書籍の書評を書きます。

現在200冊程度の不動産書籍と健康関連書籍を読んで、 その中から選りすぐりの書籍をオススメしています!





◯シングルマザーの投資本
◯読者は100%女性目線
◯詳しい投資内容には触れられていない
◯IPO株と不動産投資(3億1棟マンション×2)
◯低学歴(短大卒)英語翻訳家になるまでの経緯も書かれている


著者の星野陽子さんは、
不動産投資家を紹介する某ラジオで初めて知りました。
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20代でイスラエル人と結婚し、
2児を出産直後に離婚。

年収100万円からフリーの英語翻訳家として、
スタートして、6億の不動産投資家になるまでの経緯が書かれています。

<内容の流れ>
◯主婦という名の奴隷への目覚め
1 夫が金持ちでも簡単に金をもらえる訳ではない
2 夫に払ってもらうことで肩身が狭くなり、いよいよ卑屈になる
3 経済的な理由で離婚できない
4 夫が女性に寛容でも子供を生むと結局、家父長制度化

◯低所得・低学歴のシングルマザー投資法
1 在宅ブラック仕事で回せる仕事を選ぶ(子育て両立)
2 株と不動産の勉強
3 株は50万円たまったらスタート
4 440万円の区分マンションで不動産投資スタート
5 融資付けのためにメンターを探す
6 3億円の融資でRCマンション購入(この本のゴール)

という流れになっています。
おそらくですが、星野陽子さんのメンターは
生方大さんだと思われます。
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この本のほぼ9割は、
貧困にあえぐ女性への教育
つまりは「幸せな結婚」に騙されて、
結果的に男社会に搾取された女性を、
解放することに割かれています。

彼女は自ら悟っていなさそうですが、
どう考えも「女性の貧困」は「男社会」が望んでいる状態です。

それに対して「お金の勉強」と「子育てのメンタリティ」で、
突破しようというのが、目的だと言えます。

ただ、彼女のすごいところは、
◯融資付けには男を使う
◯貧困なのに子供を金持ちの夫から引き剥がす(精子バンク)
という、女の最大の特権を使った
戦い方をしているところ。

弱者は躊躇せず、自らの条件を使い倒すべきだと、
「上品な言葉」で解説しています。


この「女神風特攻隊」とも呼べる
星野陽子さんの半生を見ていると、
「シングルマザー」こそが最強の投資家予備軍たり得る感じがしてきます。
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◯「絶対失敗しない」というタイトル通りの競売本
◯市場価格の70%以下など明確な数字を多数掲載
◯競売のリスクを全て網羅しているので、安心


2014年以降のアベノミクス不動産バブルにおいて
それまで不動産投資を推奨してきた
何人かのカリスマ不動産投資家の
本が売れなくなっています。

その理由の主なものに、
「王道否定(第一世代のカリスマ不動産投資家を軽視)」
「低属性・素人の参入」
「特殊な手法(で、高確率で成功するとうたう)」

という、流れがあったんだと思います。

つまり、この3つのいずれかで
本が書かれていれば、爆発的にヒットする可能性が高く、
また、著者のメリット、
経験が浅くても、セミナーでの高額商材を売りやすい、
などの恩恵があったんでしょう。

その中で、このような経験の長い著名不動産投資家の
書いた本を読むのは大変意義あることだと感じました。




内容は非常に難しいので、簡単に説明します。

上記のアベノミクス以前から活動している
サラリーマンカリスマ不動産投資家の代表を三人あげるなら、

◯藤山勇司さん
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◯沢孝史さん
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◯芦沢晃さん
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じゃないかと思います。
その中で、藤山勇司さんは、
そのヤクザ的な風貌と広島のヤクザが多い町ご出身ということもあり、
「アウトロー」的な役割を担っていると言えます。


今回の本は「絶対に失敗しない」
というキャッチフレーズが入っています。
あまり気軽に使えない言葉です。

これは、この本が「通常の不動産投資」に比べ、
格段に「石橋を叩いた書籍」だということ。

競売本の多くはざっくりとしたものが多いのですが、
本書は「計算式」「法律用語」満載です。

確かに「この通りできたら絶対失敗しません」
そしてそれは同時に
「ここまでの精度で物件購入をするのは非常にハイレベル」
ということを表しています。

しかしながら、どこまでも異常な親切丁寧さを持っているので、
繰り返しになりますが、
「絶対は存在しない不動産投資で、絶対失敗したくない人向け」
の書籍。非常に珍しいタイプの、かつ、
「バブル感ゼロ」の書籍で、


私個人的には
不況入りするこれからは、
不動産投資はこの「流れ」に戻る
と推測し、よってオススメの書籍となりました。
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◯区分ワンルーム専門
◯現金買
◯18年の編年を詳しく解説
◯未来予測が当たっている(2013年に出版)


◯最小物件を扱うが故、市況が読める


◯ワンルーム専門の物上げ屋から買う手法で
 さらに市況の読みを深める



最近は、少し前の本を読むようにしています。
なぜなら、2015年以降の本はざっくり言うと

「投資経験が浅い人が書いている」

傾向が大きく、手法の斬新さ、
一見新しく見える方法には結構なハッタリが多いと
感じるようになってきたからです。

ただ、懸念材料もあります。
不動産投資経験を20年近くされている
元祖サラリーマン大家さん的な人は、

「動画やインタビューで当たり前なことしか言わない」

ことが多く、本を買うにあたって、
やや目的を持ちにくい面があり、
つまりは、マーケティングがされていないが故の
とっつきにくさがあります。

それで、この芦沢晃さんですが、興味を持ったのは、
富士企画さんのラジオに出演されていたからです。



以前から存在は知っていたものの、
例えば出演されていた、楽待さんのDVDなどでは

「一番地味で一番ふつうのことを言っていて」

興味を持てませんでした。

ところが、本を読んでその考えが変わりました。


なんと、芦沢さんは今まで読んだどの大家さんよりも
市況を読むのが非常にうまく、かなり当たっているのです。

そして読んでいて、その理由がわかりました。

それは、つまり、彼の扱う、
極狭3点ユニット 築古ワンルーム

◯賃貸の ” 市況の最先端 ”
◯都市構造(駅力)の動向が掴みやすい

という二つを示しているからなのです。



細かく記載するのは避けますが、
彼は著書の中で
「都心の地方化」
「郊外の都心化」
というキーワードを上げています。


例えば、各駅停車しか止まず乗り換えのない
「用賀駅」は「都心の地方都市」

逆に特急しか止まらない
「川崎駅」「立川駅」は「郊外の都心」

と、定義して、通常の区分購入の戦略とは全く異なる戦略をとります。

このような駅は他にもたくさんあるわけで、
その温度差を数字ではじき出せると、
「物件を安く買いたたける」
「客付けに苦労しない物件を買える」

ということを身を持って実験しています。

つまり彼は、首都圏の
「遠くへ行く電車は早く、近くへ行く電車は遅い」
を、武器にしているそれがわかる書籍です。


物件自体に魅力の作りにくい区分の苦しさが生んだ考えですが、
今後の人口動向に合わせた客付けを考えるためには、
一棟ものにも非常に使いやすい
「未来予測の書籍」だと言えるのではないでしょうか。

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◯しょっちゅうクビになる社員が多かったが今回は安定
◯物語のスタイルが安定してくる
◯第3巻に注ぐ、一般人のメリットが高い巻

扱われている内容
◯AD物件(手数料・広告費両取り)
◯中抜き(フルコミッション関連)
◯フルコミッション(売れない営業バージョン)
◯トリプル両手
◯再建築不可(旗竿地)
◯共同名義(離婚)


コラム
◯大島てる(事故物件サイト運営)VS夏原武(本作原作者)対談


本巻は一言で言えば、
第3巻に注ぐ、一般読者のニーズに答えた巻となる。

特に、共同名義と再建築不可は近しい内容だ。

相場より値崩れした不動産物件の主要な出処は、
「相続」と「離婚」。

特に区分マンション、戸建ての投げ売りは、
「離婚」の方が緊急性が高く、値下げ幅も大きい傾向にある。

共同名義は、ローンを組む時に有効であるが、
その後のリスクについては端的な説明しかされない。

だが、本巻は具体的なモデルケース、
しかも汎用性が高いケースを採用。
これ一話で今後の対策ができるものだ。


また、一般人が投資を初めて考える時、
今は「築古戸建」をオススメされるケースが多い。
現在の最大の投資のブームはこれだからだ。

そして「再建築不可」の物件を安さにカマかけて
非常に多くの初心者が購入している。
業者・プロと初心者の対応ギャップがあるのが、
この「再建築不可」であるといえよう。

この「再建築不可」に対して、
果たしてこの漫画はどんな態度をとるのか。
これはぜひ確認しておいた方がいいだろう。

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◯今回はプロ寄り
◯キャラクターの過去にスポット


取り扱われる項目
◯借地権(大型案件 前号から続き)
◯ホームインスペクション(築浅物件)
◯地面師(積水ハウス事件と類似)
◯リバースモーゲージ
◯フルコミッション(不動産営業の給与形態)


第3巻の高揚冷めやらぬ中で、
引き続き、借地権からのスタート。
ただ、借地権の案件はいかにもオーソドックスな権利の集約に
終始し、あまり面白みがないといえばない。

だが、本巻は注目は「地面師」だ。

通常、不動産業界で働いていても、
この「地面師」に会うことはない。

なぜなら、地面師の登場にはいくつか条件があるからだ。

◯利便性の良い広大な土地
◯それを買いたいと思っている資金的余裕のある企業
◯表面化していない売却がしづらい背景

金額自体が非常に大きいことが、
積水ハウス事件の55億円という金額でもわかる。
全容も掴みづらいし、そもそも
事件にキャッチーな見出しをつけることができない。

要は、大型の「手付金詐欺」に近く、
販売契約を結んでトンヅラするというものだが、
今まで人々が興味を持った
「そこに至るストーリー」を、
初めて記した漫画となったであろう。

物語の制度は低いものの、
不動産に関わる職種や一般人に
その全容がわかるように提示できたのは大きい。

そして、フルコミッション。
業界の人間はこのテーマをどう扱うか、
非常に気になっているのではないか。

この「正直不動産」は、2巻も3巻も4巻も
「業界人が知りたいネタ」を
半分だけ載せて、次号に引伸ばす傾向がある。

全体的にネタが尽きてきそうな感じだが、
まだもう少し、追ってみたいと思う。
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